おはようございます。にほん営業科学です。
一般的にマーケティングを考えるときに、
ペルソナは誰だとか、
その人に対してどのような価値が提供できるかを考えますよね。
一方、「その人意外に対して嫌われるために何をすればいいか?」
というのを考えたことはありますでしょうか?
商品コンセプト作りには、とても重要になります。
世の中の商品をこの視点で観察してみると理解できると思います。
例えば、マクドナルドとモスバーガーを比較してみると、
分かりやすいのではないでしょうか。
モスバーガーは作り置きはせず、
オーダーが入ってから調理をしますね。
店内もゆったりしていて、
オシャレなジャズが流れていたりする店舗もあります。
これって誰に嫌われますでしょうか?
ハンバーガーが食べたくて、
とにかく急いでいる人には、まず立ち寄らないですよね。
このような人たちは、マクドナルドに行くわけです。
逆に、急いで騒がしい人がたくさんお店にくると、
モスバーガーに来ると困るわけです。
急かされて、ひとつひとつ丁寧に調理できないですよね。
すると、モスバーガーのコンセプトはことごとく破壊されます。
そして、「誰に嫌われるか?」を考慮していないコンセプトは、
「誰からも愛される」という発想で生みだす傾向が多いです。
よくある失敗例が、「顧客満足の追及」や「最高の品質」などです。
志は素晴らしいですし、追及するべきだと思いますが、
こういったコンセプトは、
集客のハードルが一気に上がりますので注意してくださいね。
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