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【自社独自のデータを持つことの意味】

  • 執筆者の写真: にほん営業科学
    にほん営業科学
  • 2021年2月27日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、にほん営業科学です。 

データを収集するときに、独自性を意識するケースがあります。

例えば、私達が「営業で困っていることはなんですか?」

というアンケートで、データを集めてもほとんど意味がありません。

トーク力をつけたい、契約率を上げたい、営業マンを育てたい。

など、誰もがもつような悩みに行きつきます。

これらは、もうすでに他社が悩みを解決する商品を販売しています。

独自性のないデータから開発した商品は、基本的に大手の資本力に負けます。

となると、他社がもっていないデータを集める必要がでてきます。  

独自のデータを集めるのは簡単です。

自社の業務、顧客のデータを集めることです。

例えば、ナイキのデータ活用の例があります。

靴にセンサーを取り付けて、顧客の走行距離や速度を記録します。

記録したデータはipodでアップロードでき、ナイキのウェブサイトへ送られます。

その結果以下のデータが得られました。 

・日曜日の午後5時が最も多い。

・元旦にその年の走行距離やタイムを決める人が多い。

・5回以上アップロードした人はリピート率が高い

このデータをもとにサービスを展開すると、

他者とは違う商品を展開できそうではないでしょうか。  

一方普通にランナーの悩みのデータを集めたところで、

疲れなくて軽いシューズが欲しい。

タイムが伸ばせるシューズが欲しい。

など、差別化が非常に難しいものになります。

結局は、研究資金・人材が潤沢にある企業が勝ちます。

独自データは、まず自社の業務データをチェックすることをお勧めします。

いきなりCRMなどの高価なツールは不要です。


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