おはようございます。にほん営業科学です。
ビジネスでは、「問題解決型」の思考方法が主流になっていますね。
例えば、
1)問題の原因はここにあるのではないか?という仮説を立てる。
2)分析やデータを集めて調べる。
3)仮説が正しいと分かったら、解決策を立てる。
4)実行して、改善したか確認する。
このようなステップで思考する方は多いのではないでしょうか?
これに対して、
「問題解決」の言葉の対義語、「解決構築」型の考え方があります。
カウンセリングの現場でもよく使われる方法です。
これは、「人対人」で原因の追究が難しい場合に有効ですし、
営業への自信をつけたい方へもおすすめです。
シンプルなやり方を言います。
1)問題が解決したらどうなるかを思い描いて、
その状態のとき何が変わっているか明確にする。
2)うまくいかないときは、こだわらずやり方を変える。
うまくいくことを見つけたら、それを変えずに続ける。
ここでポイントなので、問題解決のように失敗を分析するのではなく、
また原因を追究するのではなく無視します。
関心をもってはいけません。
上手くいったことだけ分析したり、続けます。
以下ように質問をして振り返ります。
「どうして、そうすることができたのですか?」
「どうして、問題にうまく対処することができたのですか?」
「うまく対処できた時のことを話してくれますか?」
こうして成功体験だけを積み上げていくのです。
前向きな部分にだけフォーカスを当てます。
ある意味「営業を科学する」というアプローチとは逆なのですが、
とくに気持ちが沈んでいるときに、解決構築の思考は癒しの効果があります。
問題解決に行き詰ったら、試してみることをお勧めします。
Comments