おはようございます。にほん営業科学です。
今日は、アンケートを見るときの注意点をお話しします。
例えば、アンケートをとってみて次のような結果が出たとします。
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飲食店でアンケートを取ってみました。
その結果、19:00に唐揚げ定食を食べる人の90%は、30才代の会社員でした。
だから、30代会社員の人は、夜に唐揚げ定食を注文しやすい。
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おそらくほとんどの方が、このような認識をされると思います。
すると次のような認識が生まれます。
「30代会社員=唐揚げ定食が人気」
これを、「パターン化する」といいます。
ただ、実はここ盲点があるのです。
ほとんどの人は、一つの共通点を見つけると、
それは「○○のパターン」だなと考えますが
共通点は、パターンにはなりえないことがあります。
その理由は2つあります。
一つ目は、複数の共通点が重なっていることです。
例えば、30代会社員でも
・非常に外周りを多い営業マン
・朝早く出社して残業が多い
・未婚の人
色々考えられますよね。
本質的には、非常いアクティブな営業マンに唐揚げが人気なのかも知れません。
もう一つの理由は、複数の共通点に因果関係があることです。
「外周りが多い→ 残業しなくてはならない→ 未婚→ 1人ですぐ食べられる唐揚げ」
という因果関係が重なって、唐揚げ定食に繋がっているかも知れません。
このように質的なアンケートの場合、
もっと複数の共通点はないか、それらに因果関係はないかと
常に疑いながら分析する必要があります。
分かりやすく簡単な例を出しましたが、
実際のアンケートから、一つパターンが見つかったならば、
それをもっと具体的に掘り下げることがポイントです。
会社員をもっと細かく分解するならば?
会社員はどのような行動をして、そこに行きつくだろう?
というイメージです。
ひとつの共通点だけにとらわれないよう、
アンケートを見るときはご注意くださいね。
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