おはようございます。にほん営業科学です。
社内でどうすれば営業マンの売り上げが上がるか、
研究されている方は、たくさんいらっしゃいます。
今では統計的な手法も、誰でも簡単に行えるようになりました。
そこで、大切な考え方があります。
それは「科学は近似解でしかない」という考え方です。
ここでいう近似解とは、
Aという行動をしたら、Bという結果が出る確率が限りなく高い
もしくは、Bという結果に限りなく近い結果がでる
という意味です。
ということは、Bという結果が起こらないこともあるということです。
例えば、膨大な資金と期間をかけて開発された風邪薬でさえ、
副作用についてかかれていますね。
ある人には、全く効かない、
むしろ副作用で体調を崩すということも起こります。
薬を飲むという行動をしたからといって、
症状が回復するということが起こらない確率もありえるわけです。
営業に置き換えても全く同じことが言えます。
Aさん、Bさん、Cさんの3人がうまくいったセールストークだから、
新入社員のDさんにもうまくいくはずだ!
ということが、起こらない確率もある訳です。
積み重ねたノウハウが絶対的だと考えてしまうと、
Dさんがノウハウ通りにやって失敗したときに、
「何故うまくいかないんだ!?」と責めてしまうことが起こります。
だから、社内のノウハウを積み重ねるときに
「科学は近似解でしかない」という価値観が重要になってきます。
特に、優秀な営業マンは以下のような価値観を持っています。
「自分たちが作り上げたノウハウが、会社を創り上げてきたのだ!」
という誇りを持つと同時に、
「しかし、そのノウハウには必ず限界はあるし、特定の条件では意味がないことさえある。」
このような価値観を持っていないと、ノウハウに人間が操られることになります。
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